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オヤジの独り言21。2年ぶりの里帰り

 モーターの異音で問い合わせメールが来た。
 いつものように、ホームページの「修理・サポート体制」をご覧いただいて、再現性があることを確認して、時のゆりかごを送ってほしいとメールを返した。
数日後、送られてきたゆりかごの外観チェックを行い、電源を投入した途端にブーンというかなり大きい音が聞こえ、ホッとした。

 ホッとしたというのは、今までに15台モーターの異音ということで修理のための返送があったが、その内の3台は無負荷や最大810グラムの負荷を与えても異音が出ず、3日間夜は音感応のテープレコーダーでチェックしても何も録音されず、結局は修理をせずにそのまま送り返した経験があるからである。
小生としては、現象が出ないのにモーターを交換することはできず、断腸の思いでの返送なのだが、その3台のお客様からはその後どうなったかの連絡もなく、なんとなく気まずい思いを今も持ち続けている。

 今回の修理依頼で戻ってきたものは、2004年1月27日製造、末尾115番は丸2年目の里帰りで、以前17番も戻ってきたがこれは転勤に伴う周波数変更で約1年後に戻ってきたもので、丸2年間ほかの家庭で生活してきたゆりかごは始めてであった。
 スポンジも3個揃って戻ってきたが、四隅は大きさは異なるが削れていて、フエルトは多少の毛羽立ちはあったが削れている所はなく、これにもホッとしたと同時に、この状態ならご主人様に毎日使ってもらっていることが良くわかった。

 モーター交換も、現在の工法とは違っていて今の工具がまったく入らず、仕舞い込んであった古い工具での取り外しでは、久々にひじがビリッとしびれた。
 そうそう、この作業で右手の小指と中指がしびれ始め、医者からこのままでは尺骨神経麻痺になるので今の作業はやめたほうが良いと軽く言われ、すごく暗い気持ちになったことも懐かしく思い出した。

 短い時間であったが、自分の娘のようなゆりかごをなめまわすように磨き上げ、その日のうちに送り返した。
翌日、お礼のメールが届いたが、ブライトリングは標準で、グランドセイコーは縦位置で、デイトナは水平気味のセットで当たり前のように収まっている写真が貼り付けてあり、涙が出るほどうれしくなり、何度も何度も見返した。

 やはり、「時のゆりかご」は小生にとっては娘のような存在なのだと、いまさらながら思い知らされた。
 それにしても、あの3台はどうしているのだろうか。

善(’06.1.22)

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