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オヤジの独り言16。時の観覧車

 「12本掛けのワインディングマシーンを作ってくれないか?」と時計専門店からの依頼があった。
 12本は予想していなかったが、今までの回転方式の巻上げ装置を見て、おもちゃの様な粗悪なもの、これでは巻上げは出来ないだろうと思えるような不思議な商品、腕時計ではないのにこんなに高くて良いのかと首をかしげたくなる金額にいささか腹を立て、「回転方式ならこんなものだ」と言うアイディアはあったので、珍しく断り文句を出さず引き受けてしまった。

 回転方式となると問題点が幾つかあり、回転方向や回転数や回転スピードの問題もあるのだが、さすがにプロは明快な答えと取組み方を心得ていて、何も付けないプレーンなワインディングマシーンで良いとの返事が返ってきた。
 理想の回転方式をいろいろと考えていた小生にとっては、ちょっと拍子抜けであった。

 今までは「スウィング方式でない巻上げ装置は腕時計に良くない。」と時のゆりかごの開発に燃え、お蔭様で全国のお客様の支持もいただいて購入者が増加し、地味ではあるがそれなりの評価をいただいてきたのだが、プロ用とはいえ回転方式に手を染めてしまうと、しかも、小生の考えている自動制御機構などのアイディアをまったく無視されてしまうと、回転方式にも(悪霊のように)火が憑いてしまった。

 開発コンセプトは、巻上げ機能本位で、自動巻腕時計のそれぞれの特徴を念頭において巻上げを行いたい方用である。
 プロ用ではないので、正逆回転を自動的に制御するマイコンを組み込み、腕時計のセット数は半分の6本とした。
 名前は「時のゆりかご」からの流れを受けて、その形から「時の観覧車」と名付けた。
 
 8月から試作を開始し、制御回路のチェックもあって9月には工房の奥のテーブルでずっと回っているのだが、来房されたお客様は「あれは何ですか?」とは聞くものの、「あ〜そうですか。」と言うだけで、それ以上の話にはならずまた「ゆりかご」の話に戻ってしまう。
 スウィング方式の「時のゆりかご」を求めに来られたのだから、当然とは思うし、「ザマァ見ろ。」とも思うのだが、少しは興味を持ってくれないと薀蓄を垂れたい小生としては張合いがない。
 「今に見ていろ! これがZENCRAFTが作る回転方式「時の観覧車」だ! と大見得を切ってやる。」と過激になりはじめた自分が怖い。

善(’05.9.7)

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